細胞科学で獣医再生医療に貢献、“家族“と人の健やか を目指す

代表取締役 竹根 幸生

J-ARMは、2006年名古屋大学発のベンチャー企業として発足し、2008年 免疫細胞培養キットをはじめとして、2010年 脂肪組織由来間葉系幹細胞培養キットの動物病院への提供を開始しました。

現在では、イヌ・ネコを中心として10種以上の細胞培養キットと、限られたスペースでも安全に培養できる機器を提供しています。

また、動物細胞の培養に関する技術・知識の向上を目的とした培養トレーニングを実施しています。

J-ARMの最も重要な役割の一つとして、提携動物病院で行われた臨床症例のまとめとそれらのフィードバックがあります。また、日々の培養に関する相談サービス、培養された細胞の品質の科学的検証、安全性試験を行っています。

獣医療に使用されるイヌやネコなどの細胞培養は、ヒトの細胞培養と共通していますが、動物種に固有の点も多々あります。J-ARMではヒトの細胞で培われた知識や技術をイヌ・ネコなどの細胞で試み、培養条件を設定したうえで、再生医療を実施する施設で安全に、簡易にかつ十分な品質・細胞数を確保できるようキット化しています。

培養キット

培養機器

これまで培ってきた培養技術・知識を背景に
・より増殖性に優れた、より使い易い新規キットの開発
・臨床症例を基にした動物用細胞医薬品の開発
・獣医再生医療のアジアの国々への普及
を行っています。

このような動物細胞培養キットを提供し、それが使用された臨床症例のフィードバック等を通して獣医再生医療の発展に貢献してゆきたいと考えています。

今や「“家族”となった伴侶動物と人の健やか」が叶う、これが私たちJ-ARMの目標です。

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